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「産業突然死」の時代の人生論

虚脱感を超え、賢明な経済政策を

 確かにそのとおりとわたしも思う。本来であれば、サブプライムの話を聞いただけで、「ん? それは危ないのではないか。いつか破綻するのではないか?」と踏みとどまるのが正しい判断だ。それが、「住宅価格が上昇しているから大丈夫」と勝手に思い込んで、どんどん突き進んでしまった。もし、過去を振り返り反省を生かすことができていたら、回避できただろう。

 すべてのバブルは、それが崩壊してみれば「強者どもが夢のあと」の虚脱感が漂う。いま、米国のローン会社、ローンを小口債券化した人々、それをファンドに組み込んで、グローバル・エクイティ・オプチュニティーズ(ゴールドマン・サックスの商品)などというしゃれた名前で売り飛ばした人々、週給500ドルでありながら、住宅の価格上昇を前提に30万ドルで住宅を買ってしまって人々、すべてにえも言われぬ虚脱感が漂っている。数カ月前のあの「言われ無き熱狂(サブプライムのリスクを正しく評価していなかった、と白状したグリーンスパン元FRB長官の言葉)」は何だったのか、みな胸に手を当てて考え込んでいる。

 ここからガラが来る(株が暴落する)のか、パニックは起こるのか、ガラが来てもパニックを起こさない賢明な経済政策を推進しなくてはいけない。中央政府の連係プレーが機敏に発動されることを祈ろう。

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