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「産業突然死」の時代の人生論

テレビ視聴率の調査手法に新しい動き

 いや、考えてみればそもそもテレビ番組をテレビ受信機で見ること自体が減ってきている。パソコンやインターネット、iPodなどの携帯端末や携帯電話を使ってテレビ番組を見るユーザーも増えてきているのだ。現在、一般家庭のテレビの試聴時間とインターネットの利用時間はどちらが長いかご存知だろうか。今やインターネットの利用時間はテレビの視聴時間と肩を並べているのである。

 これらの事情から、視聴率に反映されないテレビの見方が増えているという問題が起こっているのだ。そのまま放置していたら視聴率が低下し、それにともなってCM料金も下がってしまうことになりかねない。それに米国では広告自体がテレビからネットに移行しつつあり、ネット広告は2005年度に30%もの成長を見せている。広告の主戦場はネットにシフトしているといっていい。

 そこで米国の視聴率調査会社のニールセンが、数年後をメドに新しい調査方法を確立すると発表した。家庭のテレビに加え、インターネットを通じたパソコン、iPodのような携帯端末や携帯電話での番組視聴も測定するというのである。具体的にどうするのかは定かではないが、わたしは正直いって「あまり期待できないな」と思っている。というのは、ニールセンの本音は、ユーザーの視聴方法が変わって視聴率が下がってきたから、「ちょっとiPodなどで見ている人たちの見ている数も視聴率に含めましょう」ということに過ぎないと思われるからだ。

 しかし、そうでもしないとCM料金が下がってしまう。だが、わたしに言わせれば、このような対策は本質的なものではなく、窮余の一策でしかない。実はこういう現象は米国だけのものではない。日本でも起こりうる問題だ。さきほど挙げたTiVoは今年、日本市場に参入する予定だ。スリングも7月から日本市場で製品を発売する。

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