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「産業突然死」の時代の人生論

今、世界で最も強い日本経済

 米国発の「金融テロ」は欧州に波及し、湾岸諸国、ロシア、CIS諸国(バルト3国を除く旧ソ連12カ国)にも波及している。遅れて南米へ波及し、いまや全世界的にこのテロリズムがのさばりはびこっている。そうしたなか、唯一日本は落ち着いているといってよい。幸か不幸か日本は落ちるところまで落ちてしまい、この危機のおかげで他の国ほどバブルがなかったからだ。

 というと異論・反論もあるだろう。「東京の地価が上がった」と。しかしそれは2~3割程度で多くの国が経験した70~100%の地価上昇などに比べると軽微であった。日本は実体経済はそれほど悪くなく、世界の中でも唯一ドルに対して円が値上がりしている。しかし企業や国民は必要以上の萎縮だ。選挙が近いために、政府が「経済は大変な状態だ」と叫んでケインズ的ばらまき政策を正当化していることもかなり影響している。

 そこでわたしは提案したい。世界経済において日本がリーダーシップを発揮してはどうだろうか、と。日本の経済がこれほどまでよいのだから、世界へ出て行って助けてやる。日本はまだそういうことさえできる力を持っている。

 だが、非常に残念なことに日本にはリーダーが不在である(現在の政局を見てもお分かりのように!)。したがって、2008年の経済から2009年の見通しを量るという今回のテーマに絡めていえば、今後日本に強いリーダーが現れて経済運営をしっかり行えば、世界経済のターンラウンドをリードすることができるということだ。

 その方策は非常に簡単なことなのであるが次回以降に詳述する。ここでは「リーダー不在のままでは、世界的危機に唱和してしまうことになりかねない」とだけ強調しておこう。

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