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「産業突然死」の時代の人生論

第152回
「禁じ手」を使わざるを得ない米国

経営コンサルタント 大前 研一氏
2008年10月29日

 先般、欧米の六つの中央銀行が協調して政策金利の利下げを決定した。「政策金利」とは日本でいうところの公定歩合のことだ。実はこの1年あまり、金利は世界的に下げ傾向にある。まずは過去10年における各国の金利の推移を見てみよう。下の折れ線グラフを参照してほしい。

日米欧の政策金利の推移(%)

 全体的な流れとしてはこうだ。まず2001年に急激に下降した後、2004年あたりから徐々に金利を上げてきた。そして2007年になって再び、そして急激に下げてきているのが分かる。最も下降が速いのが米国だ。ここ10年で最も低かった2004年ごろの金利に近づいてきている。

 日本は変わらず0.5%だ。さすがにこれ以上の利下げは物理的にも不可能だということだろう。一方、まだ下げ代があるのが英・欧・米だ。引き下げられた結果、現在の政策金利は米国が1.5%、欧州が3.75%、英国が4.5%となる。そこにもってまた協調利下げというわけである。

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