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「産業突然死」の時代の人生論

投機資金の行き場を作らないと物価高は止まらない

 ビジネスウィーク誌(6月9日号)では、石油とエコノミーの関係を取り上げている。わたしが以前から言ってきているように、投資家やヘッジファンドの資金が石油に流れ込んでいくから今のような原油高が起こっているのだ。ヘッジファンドやインベストメントバンク(投資銀行)では、株式市場が必ずしも順調に成長していないものだから、コモディティ市場、商品先物市場に巨額の資金が流入して、悪さをしているような状況に陥ってしまう。

 それを考えれば、原油や食糧などの物価高の根本的な原因は、「世界的な金余りと、そのお金の行き場がないこと」ということになる。世界中の余ったお金の行き場がなくて、原油に集まり、その結果原油高が起こった。そしてその余波で、食糧をはじめとするあらゆるものの物価が高騰してしまった。それが今、世界で起こっていることなのだ。その余ったお金の行き場がないかぎりは、現状が今後も続いていくことになるだろう。

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 このように米国の雑誌では、いろいろな角度から原油高という問題を取り上げている。しかし、どんなに分析をしても、明日のことは誰にも分からないという状況にかわりはない。前述のように、専門家ですら今後の原油価格を70ドルから500ドルと予測するくらいなのだ。我々も自分の頭でバレルあたり200ドルの経済世界がどうなるのか、しっかりと考えていく必要がある。

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