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「産業突然死」の時代の人生論

FF金利とオーバーナイト・レンディング・レートの乖離に注意せよ

 現在の米国の状況を見るに、そこまでの緊急事態にはなっていない。もし、本当の流動性危機が起こったときは、銀行などの金融機関は、悲鳴を上げるだろう。FRBのバーナンキ議長がいくら金融機関の声を無視したとしても、悲鳴になったら彼の耳にも届くはずだ。金融機関が倒れるときは、取り付け騒ぎも起こるし、連鎖倒産も起こるので経済は尋常な状態ではなくなる。

 とにもかくにも、米国の現在は金利の操作だけで何とかなっているレベルのようである。しかし市場は、今後も0.25%もしくは0.5%程度は利を下げざるを得ないと見ているだろう。そこまでは常套手段であり、静観していてもいい。

 だが、もしそれ以上になったら、金利操作とは別の手段が必要になってくる。そういう状況に入ると、FF金利と特定銀行に対するレンディングレートの金利が大きく乖離してくるだろう。日本でも90年代には経験しているが善良な機関であれば安い金利になるが、倒れそうな機関には高い金利で貸すようになる。コール市場から実質的に閉め出されて倒産に至ったケースもいくつか出た。あれと同じ事が、いままさに米国で起こるかもしれない、という局面である。

 そういう視点で、彼の地の金融機関別の金利の動向に目を光らせていきたい。

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