韓国を見限って外国に出て行く若者
経済よりももっと深刻なのは韓国の社会制度だ。まだ近代化しているとはいえないのである。
特に女性の地位の低さの問題は大きい。韓国でも女性の学歴が高く、賢くなってきている。ところが韓国は儒教の国だから男が中心。横柄な男も多い。日本も男社会ではあるが、韓国はもっとひどい。こうなると、「愚かな男と結婚するより独身がいい」と結婚しない女性も増えてくる。また25歳を過ぎると「婚期を逸した」と考える年寄りや男性がいるために、30前後の女性が結婚に前向きに取り組む環境にない。
必然的に、出生率は下がる。日本は1.32だが、韓国はわずか1.13。高齢化も進んで若い人も少ない。
これに追い打ちをかけているのが、韓国を出て行く人の多さだ。入国と出国のバランスを見ると、韓国では毎年正味8万人くらい人口が海外に流出している。もちろん出て行くのは若い人が多い。例えば米国に出て行く日本人は30万人だが、韓国人は80万人もいる。韓国の人口は日本の3分の1なのに、3倍近く出て行っているのだ。
なぜ韓国から学生世代の人が出て行くのか。それは盧武鉉大統領の政策を嫌った親たちが多かったからだ。労働者重視の、行き過ぎた社会主義的な政策のために、「こんな国にいてはいけない」と考えた人が増えた。それで「子どもを米国で育てよう」という考えを持ったわけだ。そして、若い人が米国から戻ってこないようになった。かくして経済も教育も、いろいろなものが米国にシフトした。
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