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「産業突然死」の時代の人生論

第111回
iPhoneとWiMAXの“祭りの後”

経営コンサルタント 大前 研一氏
2007年1月16日

 昨2007年の暮れは、特に携帯キャリア各社の動きが賑やかだった印象がある。端的にいえばそれは、iPhoneとWiMAXを巡るものだ。

 念のため軽く触れておこう。iPhoneは、iPodの好調な売れ行きで勢いに乗っているアップルがリリースした携帯電話だ。普通の携帯電話として使えるのはもちろんだが、iPodの機能をプラスしたことに話題が集まっている。従来の携帯電話には存在しなかったデザインコンシャスな外見も人気だ。iPhoneは海外では既に販売されており、日本国内ではどの会社が取り扱うかが焦点になっている。

 こなたWiMAXは、俗に「次世代広域通信」と呼ばれるものの一つだ。ブロードバンド回線の敷設が難しい山間地での利用が期待されているほか、携帯電話向けの規格も策定されている。日本では二つの業者が認可を得られるということで、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンク・ウィルコムなどが、それぞれ仲間を集めて競争していた。

 さて、この二つに共通してわたしが思うこと。それは「日本で成功する余地が残っているのか」ということだ。確かに新聞やテレビ、インターネットでも騒がれている。しかし、皆さん、自分自身で「それを使うシーンはどういうところか」「自分はどう使うか」を一度考えてもらいたい。

 そういう視点で考えてみると、今騒がれているこの二つの事業の未来が見えてくるはずだ。

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