NEC、富士通も世界では「その他メーカー」
反論もあろう。「上位8社のうち5社は国内メーカーではないか」「苦戦しているとはいっても、惨敗とは言い過ぎだ」と。だが日本のPCメーカーの本当の姿は、世界の市場を見れば一目瞭然だ。下の図は世界におけるシェアである。シェアの半分が上位4社で占められており、かろうじて5位に東芝がぶら下がっている状態だ。
この図では日本国内で高いシェアを持っているNEC、富士通、ソニーなどは「その他」として一緒くたにされてしまっている。国内のシェアと比較すると驚くほどの違いだ。この中で今後生き残っていける国内メーカーは、東芝だけだとわたしは見ている。東芝はラップトップ型PCのナンバー1として長く君臨していた歴史を持っている。いまでも米国では強いPCブランドとして認められている。
一方、この図で4位のエイサー(台湾)は今年8月、米国のゲートウェイを買収することで同社と合意しており、レノボを抜いて3位に浮上する。ゲートウェイはこの10月にパッカードベルの買収を決めたため、エイサーはパッカードベルも手に入れることになろう
日本のPCメーカーを尻目に、世界的には台湾勢の躍進が目覚ましい。ブランドは持っていなくてもOEM、ODM、EMSなどの巧みな手段で中国での生産に強みを発揮しているからである。
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