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「産業突然死」の時代の人生論

中東で脱石油を図ったドバイ

 本題であるドバイの話に移る前に、UAEについて整理しておこう。

 人口は430万人で、日本の神奈川県よりも少ないが、面積は北海道と同じくらいだ。GDPは1768億ドルで、シンガポールよりちょっと大きいレベルである。しかし、注目したいのは一人当たりのGDPだ。3万5000ドルという額は、日本とほとんど同じである。つまり、国民が世界トップレベルの生活を送っているのがUAEなのである。

 この国は、35年前に独立した、七つの州からなる連邦制国家である。そして世襲制の絶対君主による統治を続けている。元首となるのはアブダビ首長、副大統領兼首相はドバイ首長が就くことになっている。法人税は原則として無税で、外国の企業の一部が課税されるだけだ。

 さて、本題であるドバイについてまとめよう。財政は530億ドル。そのうち石油・天然ガスが35%を占めている。同じUAEのアブダビは80%ちかく石油・天然ガスに頼っていること考えると、この35%という数字は非常に少ない。ドバイが油以外のものに力を入れていることはこの数字からも読み取れる。しかも、年々少なくなっていき、いずれ石油にはまったく頼らない国になるだろう。なにしろそれは「枯渇しつつある」のだから。

 来るべき未来のためにドバイが力を入れているのが、商業、貿易、金融、観光の一大拠点になるためのインフラだ。特に各種フリーゾーンの開発に注力している。ジュベル・アリ・フリーゾーンには5500社(2006年12月現在)が進出している。

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