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「産業突然死」の時代の人生論

第97回
「石油が出なくなる日」プロジェクト

経営コンサルタント 大前 研一氏
2007年10月03日

 UAE(アラブ首長国連邦)の一つ、ドバイ。この国も中東諸国の例に漏れず石油で潤う国である。しかし、いずれ石油は枯渇する。ドバイについては5年後には石油が出なくなるとさえいわれている。

 そこで、ドバイは石油に頼らない発展の道を選んだ。石油で莫大な利益を上げられるうちに、物流センター、流通センター、金融センター、観光センターとなる拠点を造り上げたのである。

 そのプランは、このわたしですら「本当に実現できるのか?」と疑念を抱いたほどだ。何しろ海の上にホテル街、リゾート施設を造ろうとしているのである。そんなもの無駄に予算がかかるだけである。土地が余っている砂漠の上に作ったほうがずっと簡単に作れるはずだ。なのに、海の上に造ろうと計画する。

 それは夢にしか聞こえない。だが、ドバイは夢で終わらせずに、現実のものにした。まさに現在のドバイは、砂漠の上に作った夢である。この実現した夢の国は、本物だろうか、永続できるのだろうか。

 そのドバイの姿には、参考になることがたくさんある。今回はドバイを例に、国を発展させるために必要なことを考えてみたいと思う。

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