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書評

限界集落は人口減少社会のモデルケース

 今後、日本の人口は急速に減少していく。2020年には、人口は今より2.2%減少し、1億2411万人となる。まだ1億2000万人以上なので、大して減ったという実感はないだろう。しかし、このまま推移した場合、2100年には高めに見積もっても8176万人に、低めに見積もった場合は4645万人になるだろうと予測されている。8176万人は、第二次世界大戦終結時の人口にほぼ相当し、4645万人は20世紀初頭、日露戦争当時の人口に相当する。

 現在、東京から大阪にかけての東海道メガロポリスには6000万人以上が居住している。政策を間違えれば、この地域に人口が集中して、その他の地域は無人となることだってあり得るだろう。

 限界集落の問題は、単なる過疎の問題ではない。21世紀を通じて人口減少が続く日本が、国土をどのように利用していくかのモデルケースといえるのではないだろうか。

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