有機ELパネル市場は2010年度に1億8000万枚超
アクティブ・マトリクス型が牽引
矢野経済研究所は、有機ELパネルの市場調査の結果を発表した。2008年度の出荷枚数は対前年同期比7.3%増の1億1011万枚に達する見通し。出荷金額は同42.1%増の924億円となる見込みである。出荷枚数以上に出荷金額の伸びが大きいのは、高付加価値で単価の高いアクティブ・マトリクス型パネルの市場が本格的に立ち上がってきたことによるという。
2008年度のアクティブ・マトリクス型有機ELパネルの出荷枚数は、対前年比705.9%増の1611万8000枚となる見通し。出荷金額は同632.0%増の413億5500万円とみる。市場が急拡大している要因は、日本の通信会社や世界の大手携帯電話機メーカーが、携帯電話機のメイン・パネルにアクティブ・マトリクス型パネルを採用したことという。現在、アクティブ・マトリクス型パネルの用途はほとんどを携帯電話機のメイン・パネルが占めている。このほか、テレビやカーナビ、デジタル写真立てなどがある。今後、これらの用途が継続的に増加するのに加え、中型パネルを使用するノート・パソコンなどの用途も立ち上がる見込み。2010年度には、出荷枚数が対前年比46.4%増の5640万枚、出荷金額が同38.0%増の1365億2300万円に達すると予測する。
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