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富士通、技術ライセンス供与を加速、12種の技術、新たな用途開発を募集

2007年5月29日 9時0分

富士通が、保有技術のライセンス供与事業を強化している。2007年3月1日に有償開放特許を閲覧できるウェブサイトを公開し、専門部署であるライセンス営業の陣容を拡大してきた。5月11日には、NPO産業技術活用センターが主催した「産業技術活用2007」で、光触媒チタンアパタイト技術の用途開発を提案した。

光触媒チタンアパタイトは、富士通研究所の若村正人氏と東京大学先端科学技術研究センターの渡部俊也教授が2001年に共同開発した新素材。光触媒の一種として、インフルエンザ・ウイルスや黄色ブドウ菌などの毒素を吸着、分解できるという特徴を持つ。富士通は、東京大学と共同で「基材への塗布技術特許」「材料製造特許」を保有し、単独では「樹脂練りこみ技術に関する特許」を保有している。

2003年度からは、粉末材料の製造特許を太平化学産業にライセンス供与してきており、既に同社の粉末は、空気清浄機(ダイキン工業製)やエアコン(ダイキン工業、富士通ゼネラル製)のフィルター、抗菌マスク(玉川衛材製)のフィルターなどに使われている。また、最近では、樹脂に同素材を練り込んだまな板「光触媒ニューパルト」(ダイキョー製)の商品化が発表された。光触媒の殺菌機能を活かした台所用品など、フィルター以外の新たな用途に広がり始めている。

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