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ビタミンCを燃料にした安全・安心な燃料電池

2006年12月25日 17時55分

産業技術総合研究所(産総研)ユビキタスエネルギー研究部門 次世代燃料電池グループ(大阪府)は、ビタミンC(アスコルビン酸)を燃料源に用いた固体高分子形燃料電池(PEFC)の開発に成功した。

同グループは、ユビキタス機器の電源として、人体に安全・安心な燃料を用いたダイレクト燃料電池の可能性を追求してきている。今回開発したのは、ビタミンCをカーボンの電極上で直接酸化する方式で、出力密度を16mW/㎝2迄向上させることができた。

安全・安心な燃料源として応用分野に期待

現在、携帯電話をはじめとする機器向け燃料電池の開発に各社が凌ぎを削っている。現在最も実用化に近いとされるダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)は各社高出力化に向けて研究開発が盛んである。しかしこの燃料は可燃性であり、劇物であるため、人体に密着したり、埋め込むような用途には使いにくい。エタノールのような植物由来材料を源とした燃料も、海外企業を中心に研究開発が進められているが、エタノールも、生成物として発生するアセトアルデヒドも可燃性である。「その点で、ビタミンCやグルコースは安全・安心」と同グループ藤原直子研究員は語る。

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