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SAPジャパンCEO、突如交代の真相
サービス要員の増強が裏目に

2008年10月6日 15時16分

「解任は人員計画の失敗」。元日本IBMの幹部が、元同僚の八剱洋一郎がSAPジャパンの社長兼CEO(最高経営責任者)を9月半ばで退任した理由を、ぽつりと漏らす。1月にCEOに就いたばかりの八剱は、9カ月半でCEOを追われた。今回の唐突なトップ人事の背景は、短期で評価する欧米グローバル企業の立場と、日本市場というローカルの事情を理解しなければ解けない。

独SAPのトップは09年3月、元物理学教授であるヘニング・カガーマンから共同CEOのレオ・アポテカーに交代する。これでSAPの経営スタイルは、開発に売り上げの14%をつぎ込む「技術至上主義」から利益志向に変わる、と多くのアナリストは見ている。買収によってソフト企業がどんどん大手に飲み込まれていくなか、SAPはビジネスソフトの開発力だけでなく、米オラクルと同様に投資家の要求を満足させる力を備えていることを、証明しなければならない。オラクルは07年度に35%の営業利益率を達成。SAPの27%を上回った。過去3年間の売り上げが平均で11%伸びたにもかかわらず、SAPの株価が伸び悩む理由の一つである。

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