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地デジとの比較で見えてくる「IPv6移行」の難しさ

2008年9月29日 15時9分

年初、2008年を予測するコラムで「いよいよ来るぞIPv6」というタイトルの文章をITproにアップした。その記事で筆者は、IPv4アドレスの枯渇ではなく、NGN(next generation network)とWindows Vistaの普及で2008年はIPv6がブレイクすると予測した。しかし、この予想は大きく外れる結果となりそう。なぜなら、今まさに「IPv4アドレスが枯渇する」という話題で、IPv6がクローズアップされつつあるからだ。

明らかな動きは、総務省および通信事業者/プロバイダ関連13団体が9月5日に発足した「IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース」として現れた(関連記事)。官民一体となり、早ければ2011年にも来るといわれるIPv4アドレスの枯渇に対処すべく、さまざまな施策を打ち出していくという。

これまでもIPv4アドレス枯渇への根本的な対策として、IPv6への移行(およびIPv4とIPv6の併用)が取り沙汰されてきた。筆者が担当する雑誌「日経NETWORK」でも、2000年の創刊当時からIPv6の連載講座を掲載するなど、力を入れてきた。

しかし、IPv6の普及はなかなか進まない。その理由の一つと考えられるのが、IPv4アドレスが枯渇する時期に関する予測がその都度先送りされた点だ。「もう危ない」、「まだ大丈夫」、「今度こそ危ない」、「まだなんとか大丈夫」・・・と繰り返しているうちに、ユーザーがIPv4アドレス枯渇の話題に慣れてしまったのだろう。もしかしたら「IPv4アドレスが枯渇するなんて想像できない」と思っているユーザーは意外と多いのかもしれない。

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