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「なぜUSBメモリーが使用禁止?」に、システム管理者はどう答えるべきか

2008年5月12日 15時7分

エンドユーザーの不満

私の会社では、USBメモリーの使用が禁止されています。というのも以前、業務データをUSBメモリーに入れて持ち出した人が、それを紛失してしまう騒ぎがあったからです。とても便利なツールなのに、会社で使えないのは不満が募ります。おかげで自宅作業ができず。残業時間が増える羽目になりました。情報システム部門はなぜ、このようなことをするのでしょうか?

セキュリティ・コンサルタント濱本がお答えします/情報システム部門はあなたの「敵」ではありません

今回、このお題を取り上げさせていただきましたのには、理由があります。実はこのお題には、企業が直面しているセキュリティ対策の問題点が、すべて詰まっているからです。連載初回にしてリーサル・ウェポン(最終兵器)のような設問ですが、エンドユーザーと企業の情報システム部門との間で、今何が起きているのか、読み解いて行きたいと思います。

まず、このお題を投稿された方のプロファイリングを勝手にしてみたいと思います。この方はおそらく、家庭ではよき夫、よき父親なのでしょう。それでいて時には、スケジュールが厳しくなった仕事を自宅に持って帰って、スケジュールの帳尻を合わせるのもいとわないことから、上司の覚えも良く、社内でも業務面でのリーダー・クラスのポジションにいらっしゃる方ではないかと思います。

そんな、リーダー・クラスのこの方の目には、USBメモリーは「安価」であり、文書や自分のお気に入りのアプリケーションなど格納することで、どこででも自分の業務効率を上げられる、便利なツールであると映っていたのではないでしょうか?

かくいう私も、昔はフロッピ・ディスクに自分のお気に入りのエディタや日本語入力環境を入れて持ち歩いていましたので、その気持ちはよく分かります。

そんな業務に前向きなこの方にとって、最近、社内の情報システム部門が唱える、「私物USBメモリーを使うな」「業務データを自宅に持ち帰るな」という、業務効率を下げるとしか思えない通達は、なかなか理解し難いのではないでしょうか。

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