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半年でデジタルラジオ番組を大規模改編したTOKYO FMの狙いとは

2007年9月3日 15時6分

2007年7月、エフエム東京(TOKYO FM)は、地上デジタルラジオ放送の番組編成を大幅に改編した。併せて、インターネット上の3次元バーチャルコミュニティーである「セカンドライフ」内にラジオ放送局を開局した。2006年12月に本格的放送を始めて半年で、大幅な番組改編を実施したTOKYO FMのデジタルラジオ戦略を解説する。

受信機の多様化対応とリーチの拡大

TOKYO FMは、他のデジタルラジオ局に先駆け、2006年12月に701ch~703chの3つのチャンネルで3セグメント放送の本格的な編成による放送(「簡易動画も送れる新ラジオ「3セグメント放送」の魅力を創る --- TOKYO FM」参照)を始めた。KDDIがデジタルラジオに対応したau携帯電話(W44S)を発売したタイミングに合わせたものだった。この放送は、デジタルラジオ推進協会(DRP)を通じ「実用化試験放送」の枠組み内で提供しているものである。

その後、DPRは2007年4月からの地上デジタルラジオの本格放送開始を発表。現時点までに東京エリアでは、9局が放送を行っている。TOKYO FMの番組改編は7月2日のことで、自身の本格的放送開始から約半年、他社の放送開始から3カ月で、編成の大幅な見直しを手がけたことになる

当初、デジタルラジオ受信機は、auのデジタルラジオ対応携帯電話だけだったため、TOKYO FMは「携帯電話に受信機を搭載してもらう開発を促進するため、携帯電話ユーザーに向けた番組やサービスを用意した」(TOKYO FM デジタル事業本部長 藤 勝之氏)。しかし、デジタルラジオよりも先に本放送を開始したワンセグサービスの視聴者の視聴スタイルが、「外出先での視聴が主」との想定と異なり自宅で視聴しているケースが多いことがわかってきた。

これを裏付けるように、パソコンでワンセグを視聴できるUSB型チューナの販売が伸びており、複数のメーカーがデジタルラジオにも対応したUSB型のワンセグチューナを発売している(表1)。デジタルラジオ対応USBチューナには、Windowsに加えてMacintoshでも利用できる製品も登場している。デジタルラジオの受信形態に、携帯電話以外のバリエーションが広がりつつある。

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