個人情報保護に関する法律とガイドライン
ポイント
●個人情報保護に関して法律が整備された背景の一つに,情報の流出・漏洩の危険性が高まったという点がある
●個人情報保護のガイドラインでは,OECD8原則が有名である。日本で施行された個人情報保護法もOECD8原則を参照して作られている
●個人情報保護関連の文書には,法規のほかにも,JIS Q 15001(個人情報保護マネジメントシステム---要求事項)や,分野(業界)別の個人情報保護に関するガイドラインなどがある
2005年に個人情報保護法(個人情報の保護に関する法律)が全面施行されたのは,まだ記憶に新しいところです。今回は国内法規の中から,個人情報保護に関連する法律と,個人情報保護の考え方の基になったガイドラインを勉強します。
個人情報保護に関連する法律が整備された背景
コンピュータやネットワークが利用される前は,「情報」は主に紙媒体やマイクロフィルムなどに記録していました。情報は基本的に「モノ」として存在していたので,金庫の中に保管するなどの物理的セキュリティを施すことで,ある程度の安全性が確保できました。
コンピュータが普及し,小さなメディアでも大容量のデータを保存・処理できるようになりました。電子データとして保存しておけば,検索も容易ですし,大量の情報を瞬時にコピーやバックアップが可能です。また,企業や個人がインターネットを業務に活用するのも当たり前となり,ネットワークを利用して大量のデータを短時間で送付することができるようになりました。しかし,こうした半面,紙媒体で情報を保存していたころよりも,情報を流出・漏洩させる危険性が高まりました。
民間企業や行政機関が活動するために,個人情報(特定の個人を識別できる情報)を収集・管理することは,ある意味自然なことです。また,個人情報そのものは,突然登場したわけではありません。個人情報保護法が施行されるに至った背景には,前述のような急速なIT化があります。このような状況の中で個人情報の有用性に配慮し,個人の権利・利益を保護するために,個人情報を収集する事業者に対して,個人情報を適切に取り扱うための決まりごと(=法)の整備が必要になったのです。
詳細は、ITproの記事本文をご覧ください。
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