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実益を狙ったウイルスに対処する

2007年4月10日 15時7分

前回は、Windowsの最新バージョンであるWindows Vistaに取り込まれたセキュリティ対策機能をご紹介した。しかし、これまで同様ウイルス対策ソフトはOS本体には組み込まれずに、別途製品を購入する必要がある。そこで今回は、ウイルス対策ソフトを中心としたセキュリティ製品を開発・販売するトレンドマイクロ株式会社に伺い、ウイルスの解析を担当する岡本氏に、ウイルスをはじめとした脅威の動向や対策などについて聞いた。

最近大規模なウイルス感染拡大についてのニュースなどはあまり聞かなくなった。それは近年のウイルスなどが、愉快犯によるものではなく、ユーザーから金銭を搾取したりクレジットカード情報を盗むなど明確な目的を持つ傾向に変化したからだという。そのためターゲットとされるユーザーも、不特定多数で大量にばらまくというよりは、特定サイトを訪れるユーザーや、特定の企業などが狙われているようだ。

特に最近のウイルスでは、パターンマッチングへの対抗策として次々と自身を「改良」した亜種を多く作り出したり、プログラムの役割ごとにモジュール化し組み合わせて動作するなど、ウイルスプログラムの作りもプロフェッショナル化している。

結果的に、大流行して被害が大きくニュースになることは減ったが、局所的な被害は増え、被害の報告件数そのものは増加しているという。こうした職業的なウイルスなどにより被害報告は増加し、トレンドマイクロに報告された被害は2005年度では45,208件だったが、2006年度では91,901件と倍増しているという。

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