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「テレビの代替狙う」P2P合法ビジネス最前線

2007年4月2日 15時7分

ピア・ツー・ピア(P2P)型ファイル共有ソフト「BitTorrent」(ビットトレント)を開発する米BitTorrent社が,2月末から米国で動画配信サービスを開始した。ソフトの方のBitTorrentは既に世界的に普及しており,ティム・オライリー氏の有名論文「What Is Web 2.0」の中でも,Web 2.0の具体例として取り上げられる程の存在だ。そして,ファイル交換ソフトの例に漏れず,著作権侵害の温床になっているという側面も持つ。

一方,BitTorrentの開発者らは2年半前にBitTorrent社を創業。このほど合法的な事業化に漕ぎつけた。「動画コンテンツのネット配信がいずれテレビやDVDを置き換える」と主張する同社創業者たちを,サンフランシスコのBitTorrent本社で取材した。

ギークとやり手ビジネスマン,絶妙なコンビが創業

BitTorrent社のオフィスはサンフランシスコのビジネス街にある高層ビルの9階。これまではフロアの半分しか使っていなかったが,社員数が50人に増え,今は全フロアにオフィスを拡張中だ。受付のところではスーツを着た来訪者が3人ほど待っていたが,中に入るとTシャツ姿の社員が多い。

最初に取材に応じてくれたのは2人の共同創業者の1人で,現在は同社社長を務めるアシュウィン・ナビン氏。「インターネットが壊れているということが会社設立の理由だ」,「BitTorrentはHTTPを置き換えるエレガントな代替物である」――。29歳のナビン社長の口調はさらりとしているが,インタビュー冒頭から発言の内容は過激である。

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