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ヤフーと産総研、パスワードの入力だけで偽サイトを見破る新技術

2007年3月24日 7時52分

ヤフーと産業技術総合研究所は3月23日、ログインの必要なWebサイトを利用する際、IDやパスワードを入力するだけで、偽サイトかどうかを自動確認できる「パスワード相互認証プロトコル」を開発した。「フィッシング詐欺に対する抜本的な解決策となる」(ヤフー)という。2007年度中に「Yahoo!オークション」へ導入し、実証実験を行う。

今回開発したプロトコルは、パスワード認証型鍵交換(PAKE)方式の国際規格「ISO/IEC 11770-4」を基盤として設計した。

ユーザーは、拡張機能を導入したWebブラウザを使うことで、Webサイトへのログイン時にパスワードを暗号化して送信できる。Webサイトのサーバーはユーザーが別途、事前登録したパスワードを暗号化してWebブラウザに返信。これにより、サーバーとWebブラウザがパスワードを相互認証する。

偽サイトであれば、相手のサーバーは正しいパスワードを返信できず、ユーザーから受信したパスワードを復号化できない。いったん相互認証を済ませたあとは、PAKE方式ではなく既存のSSL方式で暗号化通信をするなど、普及しやすいような配慮も行った。このほか偽サイトがユーザーと本物サイトとの通信に中継し、双方から正しいパスワードを盗み取る「中間者攻撃」の手口を防ぐ工夫も施し、実用性を高めた。

ヤフーと産総研は今後、同プロトコルの仕様がインターネット技術の標準化団体「IETF」の発行文書(RFC)として採用されることを目指す。将来的にはオープンソースコミュニティにソースコードを提供し、Webサイトのパスワード相互認証に関する技術標準として確立したい考え。

■関連情報
・ヤフーのWebサイト http://www.yahoo.co.jp/
・産業技術総合研究所のWebサイト http://www.aist.go.jp/

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