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上司や知人を装ってウイルスを送付
企業に襲いかかる“スピア型”攻撃 第2回

2007年3月20日 14時29分

取引先や同僚を装って限られたユーザーをピンポイントに狙い、ウイルス・メールを送り付けるスピア型攻撃が国内で顕在化してきた。2回目となる今回は、その騙しの手口にさらに斬り込む。

犯罪者はメールを送る際、「狙った相手の社会的地位、趣味や嗜好(しこう)といったプライベート情報、部下、上司、友人の名前などをできる限り集めた上で文面を作ってきている」(JPCERTコーディネーションセンター早期警戒グループの鎌田敬介グループマネージャ)。

これらの情報は企業・組織のWebページや個人ブログ、個人情報売買会社が持っている住所録、ボットを通じて得たメールなど、あらゆるところから収集されている。「電話などで直接問い合わせて聞き出すケースもあるのではないか」(トレンドマイクロの岡本ウイルスエキスパート)と推測する専門家もいる。

しかも、こうしたウイルス・メールの添付ファイルの多くが「.exe」のような実行形式ではなく、WordやExcel、PDFなどのファイル形式になっている。それ自体は不審なプログラムには見えない。「ユーザーは、アプリケーション・ソフトのぜい弱性については、OSに関するものほど意識が高くない」(シマンテックの浜田譲治シニア セキュリティ レスポンス マネージャ)。犯罪者はこうした状況を見越して攻撃してくるのだ。

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