このページの本文へ
ここから本文です

迷惑メールの一大原因「bot」、国家プロジェクトで撃退へ

2007年1月18日 15時13分

●2006年12月12日。総務省および経済産業省が共同で進める「bot対策プロジェクト」の一環として、bot対策のポータルサイト「サイバークリーンセンター」(略称CCC)が開設された。

●同サイトは、政府が取り組む本格的な情報セキュリティ対策プロジェクトということで大きな注目を集め、開設初日だけで70万PV(ページビュー)以上ものアクセス数を集めたという。

●情報セキュリティ対策の中でも、ウイルスや情報漏えいなどに比べると圧倒的に認知度が低かったbot対策であるが、今回の取り組みはその流れを大きく変える出来事となるかもしれない。

●そこで、サイバークリーンセンター開設の狙いとは何か。botの現状はどうなっているのか。なぜ今、政府レベルでbot対策が必要なのか。両省の担当者に話を聞いた。

■予想外の反響だった!?サイバークリーンセンター開設初日


──最初に伺います。「サイバークリーンセンター」の開設初日、サイトへのアクセスがしづらい状態が何時間も続いたようですが。

総務省 村上 聡 氏(以下敬称略):アクセスしていただいた皆様には申し訳なかったのですが、朝のテレビニュースなどで取り上げられた影響もあったためか、開設初日のサイトへのアクセス数は我々の予想を大幅に上回ってしまいました。

そのためでしょうか、開設当日はアクセスしづらい状態になってしまったようです。

──予想外の反響だったのでしょうか?

経済産業省 村野 正泰 氏(以下敬称略): そうですね。なぜ予想外だったのかというと、まず「bot」の認知度の低さを考えれば、これほどまでの反響があるとは予想できなかったというのが本音です。

独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター(以下、IPA/ISEC)の調査によれば、「ウイルス」や「スパイウエア」、「フィッシング」といったメジャーなセキュリティ用語に比べて、圧倒的にbotの認知度は低いのです。「セキュリティホール」という、どちらかというと専門用語に分類する言葉よりも低いぐらいなのです。

また、サイバークリーンセンターの本格的な活動は2007年の2月から実施する計画です。そのため、今回のサイト開設はまだトライアル段階として位置付けています。私たちの中では、“小さく産んで大きく育てる”という意識が強く、これだけ大きく取り上げられ、注目されるとは思っていませんでした。

村野: やはりマスメディアなどで取り上げられると、急に注目度が上がるのかもしれません。ウイルスやフィッシングもそうだったと思います。

サイバークリーンセンターの開設が、社会に対する啓蒙活動へとつながったのであれば、まさに私たちの狙い通りです。まずは一つ大きな成果があったと考えるべきなのかもしれません。

ここから下は、関連記事一覧などです。画面先頭に戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る