英国政府、森林を再生可能エネルギー源として活用する研究に約3億円投資
英国環境・食糧・農村地域省(DEFRA)はこのほど、短・中期で森林の育成と伐採を繰り返し、再生可能エネルギーの供給源として活用するための研究プロジェクトを開始すると発表した。3年間で150万ポンド(約2億9000万円)を投じて実施する。在来種である広葉樹のほか、ユーカリなどの早生樹の利用も検討するという。
国内各地に実験林を作って植林し、3年間かけて集中的に研究する。実験林では、短期間で育成・伐採を繰り返し、再生可能エネルギー源として利用することによる環境への影響や持続可能性をモニタリングして検証する。伐採周期は、従来、通常の林業では20年以上、短伐期の雑木林では3~4年だったのに対して、6~10年を想定している。
森林保護委員会とDEFRAが連携し、水循環、炭素バランス、経済性、生物多様性、景観や生物多様性の損失など環境に対するリスクなどについて科学的なデータを収集する。既にスコットランドでは同様の研究が始まっており、この結果と合わせて将来の森林利用の方法を検討する予定だ。DEFRAは2007年から6年間の予定で、エネルギー作物の栽培支援策を導入しており、ススキ属の植物やヤナギなど短伐期の雑木林の育成費用の40%を農家に助成している。(日経エコロジー)
関連情報
・DEFRAのWebサイト http://www.defra.gov.uk/news/2008/080917b.htm
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