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メタンハイドレートへの期待と不安

2008年5月26日 9時43分

■“燃える氷”にかかる、大きな期待

「独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は次世代エネルギーと期待されるメタンハイドレートを地中から連続して産出する実験に世界で初めて成功した」との記事を2008年4月8日の日本経済新聞夕刊が掲載した。さらに、2008年4月18日の日経産業新聞は、このJOGMECの実験について触れ、「メタンハイドレート開発では日本が世界のトップランナー」「日本のメタンハイドレート開発に刺激を受けて、中国や韓国などアジアの周辺諸国も研究を加速しつつある」と解説した。また、2008年4月28日の朝日新聞朝刊は、メタンハイドレート関連の特許出願動向を報じた。この記事によると、全出願件数に対する日本のシェアは64%と世界のトップだという。

ある種の分子(ホスト分子)がかご状の構造をつくり、そのなかに他の分子(ゲスト分子)を取り込んだ形の物質を「包節化合物(クラスレート)」と呼び、水がホスト分子である場合を「ハイドレート」という。そして、ゲスト分子がメタンであるときに「メタンハイドレート」という名前が付くことになる。ハイドレートのゲスト分子としては、メタン以外にも、二酸化炭素(CO2)や硫化水素(H2S)、水素などが知られている。ちなみに、温室効果ガス(GHG)の一つであるCO2の隔離・貯留(CCS)技術として、CO2をハイドレート化して海中に沈めるというアイデアもある。

メタンハイドレートができるには、高圧や低温の環境が必要で、1気圧ならマイナス80℃以下、0℃では23気圧以上でつくることができる。体積が1リットルのメタンハイドレートには、常温・常圧で約160リットルのメタンが含まれている。

メタンハイドレート資源開発研究コンソーシアムのホームページによると、寒冷地の天然ガスパイプライン内にハイドレートができてパイプが詰まってしまうことから、1930年代に研究が始まったそうだ。

詳しくは、こちら「bp SPECIAL 地球環境問題―新たなる挑戦― ECOマネジメント」サイトでご覧になれます。

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