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温暖化防止「1人、1日、1kg」のCO2削減、協賛企業が名乗り

2007年7月13日 13時50分

安倍晋三首相が提唱する、温暖化防止のための国家戦略「美しい星50」。「2050年に温暖化ガスを50%削減する」との意欲的な目標と併せて、京都議定書の目標を達成するため、国民が一致団結して温暖化ガスを減すという「国民運動の展開」が戦略の柱として盛り込まれた。政府は「1人、1日、1kg」のCO2削減をスローガンに、国民に協力を求めている。

環境省はWebサイト「チームマイナス6%」の特設ページ「めざせ!1人、1日、1kg CO2削減」で、国民に運動への参加を呼びかけている。興味を持った人はWebページ上で自分が取り組む省エネ活動を選んで「私のチャレンジ宣言」として約束。普段の生活の中で取り組む。

例えば、風呂の湯で身体や頭を洗い、シャワーは使わないとWebページ上で約束して実践する。すると、シャワーと風呂を併用していた場合と比べて1日当たり371gのCO2を削減できる。こうした省エネ行動をいくつか組み合わせて、1日当たり1kg分のCO2削減を目指す。

国民のCO2削減を企業が後押し

環境省は今後、「私のチャレンジ宣言」を約束した人が、小売店などの店頭でサービスを受けられる仕組みづくりを進める。これまでに家電量販店のビックカメラと、びわこ銀行(大津市)が協賛企業として名乗りを上げている。

滋賀県のびわこ銀行は今秋にも「CO2ダイエット・チャレンジ定期預金(仮称)」を発売する。「私のチャレンジ宣言」として、1日当たり1kg以上のCO2削減を約束し、Webページを印刷した「チャレンジ宣言カード」を持参した客に、優遇金利を適用する。びわこ銀は、定期預金残高の一定割合を環境保全を活動を進める団体などに寄付する。

びわこ銀はこれまでにも、琵琶湖の水の透明度が上がれば金利を上げる「エコ・クリスタル定期預金」を発売。預金者が環境配慮をしながら得をする商品を開発してきた。CO2ダイエット・チャレンジ定期預金も、「“1人、1日、1kg”を後押しする商品を開発したいと知恵を絞った」(びわこ銀・環境事業部の中山和郎部長)という。金利や発売時期は未定だが、びわこ銀は9月上旬までの発売開始を目指すという。

他に、ビックカメラは、同社指定の省エネ型電球(電球型蛍光灯)を、チャレンジ宣言カードを持参した客に販売価格から10%割引して販売する。

環境省は今後も企業に協賛を呼びかける「応援キャンペーン」を展開する。企業にとっては、消費者に対して温暖化防止への関心の高さを示す機会になる。

日本は、京都議定書で約束した温暖化ガス削減目標の達成のため、工場などに対しCO2など温暖化ガスの削減や省エネを、自主的に進めるよう求め、効果を挙げている。ただ一方で、家庭から排出するCO2は増えており、2005年度には1990年度に比べて約37%増えたというのが実状だ。政府は、家庭の排出量を減らすためには国民1人ひとりの「気づき」と「行動」が不可欠としている。(日経エコロジー)

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