山口光恒:京都議定書から何を学ぶか(前編)~予定されていた?米国の離脱
リアリズムの視点で京都議定書をみると…
6月6日からドイツで開催されるG8サミット(主要国首脳会議)では温暖化問題が重要なテーマとして論議される見込みだ。新聞・雑誌・テレビなどでは温暖化問題が連日取り上げられており、内容も従来に比べ格段に分析が進み、説得力のあるものとなっている。
日本政府はこの対応に追われているが、焦点は来年日本で開催されるG8サミットである。ここでは京都議定書以降(2013年以降)の国際枠組み(ポスト京都の枠組み)について突っ込んだ議論が交わされることは必定である。こうした緊迫した状況の中で日本はどのような戦略で臨むべきか。ポイントは国益と地球益の一致である。
京都議定書は1997年に採択され、2005年に発効した。温暖化への国際共同取り組みとして記念すべき第1歩を踏み出したのである。その内容は先進国(当時のOECD加盟国及び旧ソ連東欧諸国)に平均5.2%の排出削減義務を課したこと(期間は2008年から2012年の5年間の平均、基準年は1990年)、義務遵守を容易にするため 国際排出権取引 を含む京都メカニズムを導入したことなどである。
日本は当時、京都会議のホスト国として決裂を回避するため譲歩を重ね、何とか上記内容で決着した。しかし、日本の譲歩はその分コスト負担の上昇となって我々の肩にのしかかっている。
詳細は、bp SPECIALの記事本文をご覧ください。
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