消えゆく世界最大の森林
世界最大の森林が広がる南米アマゾン。この地では、わずか1時間ほどの間に、なんとサッカー場150個分もの森林が消失している。
森林の消失が問題になり始めたのは1970年代に入ってからで、過去40年間に20%近くが消え、今後20年間にさらに20%が失われると見られている。
アマゾンの森林は崩壊に近づいている。熱帯雨林に降る雨の半分は同じ森から蒸発した水だが、森林の伐採が進んで降雨量が減れば、残る木々も枯れてしまう。乾燥が進んだせいで、森林火災も頻発するようになった。アマゾンの森林は、まさに負のスパイラルに陥っている。
森林破壊は、道路の整備に伴って進行した。ブラジル領のアマゾンでは東西・南北に伸びる公道に加え、マホガニーなどの高価な木々を伐採するために業者が勝手に造った林道が無数に延びている。業者は違法に木々を伐採し、林道を使って港まで運んでいく。そうした林道は総延長17万キロメートルにもおよぶという。
森林があらかた伐採されてしまうと、今度は林道を利用して別の人々が入り込み、不法に土地を占拠する。彼らはさらに森の奥深くまで進入し、木々を伐採して、そこを農地に変えていく。こうして森林破壊はどんどん進んでいき、2000年以降だけでも、13万平方キロメートルの森林が消えた。
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