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環境問題に一言:「富良野のゴルフ場を森に還す」、倉本聰氏
~林業は「幹を見て葉を見ず」だった

2006年7月19日 17時26分
自宅の隣にある富良野プリンスホテルのゴルフ場の一部、約35haを森に還すため、4月にNPO(非営利組織)法人「富良野自然塾」を設立しました。昨年5月から活動を始め、地元の小学生などの協力も得て3000本近くの苗木を植えました。
倉本 聰氏(写真/渡辺肇之)

倉本 聰氏(写真/渡辺肇之)

昨春、オーナーの堤義明さん(コクド元会長)から、「ゴルフ場を閉鎖するのだが、跡地をどう使うべきか」と、相談されたことがきっかけです。僕が思い切って、「自然の森に戻したらどうか」と提案したら、意外にも快諾してくださった。 生態系に配慮して、広葉樹と針葉樹のバランスを考えながら地元の木を植えています。以前は、単に苗を植えることが植林だと思っていた。ところが実際には、種が苗に育つまでに3年以上もかかる。子供を小学校に上げるまでが大変なように、この間が最も手間がかかるんです。当座は、購入した苗や、山から発芽した実生を取ってきて植えていますが、下草刈りや枝打ちなどすべきことは山積みで、毎日現場で汗を流しています。目標は15万本。生半可な気持ちではできません。 森をはぐくむ活動の原点は、20年ほど前の体験にあります。当時、設立したばかりの俳優養成所「富良野塾」では、わき水をパイプで引いて塾生の生活に使っていました。ところが近くの農地改良事業で、水脈が断たれてしまった。新しく井戸を掘ってどうにかしのいだけれど、改めて水の大切さを思い知らされました。(談)

(日経エコロジー8月号に全文が掲載されています)

【略歴】
倉本 聰(くらもと・そう)氏:1935年東京生まれ。63年にニッポン放送退社後、シナリオ作家として主にテレビドラマの脚本を手がける。77年に北海道富良野市に移住。84年にシナリオライター・俳優養成所「富良野塾」を創設。93年、環境問題を考え行動する作家が集まる「自然文化創造会議」を設立

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