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観覧車を載せた橋、中国・天津でオープンへ

2008年9月9日 9時27分

川をまたぐ橋と観覧車が合体した世界に例のない施設が、中国天津市に10月にオープンする見通しだ。

天津市は、市内を流れる海河をロンドンのテムズ川やパリのセーヌ川に匹敵する世界の観光名所にしようと意気込む。目玉となるのが、この「永楽橋」だ。設計を担当したのは川口衞構造設計事務所。川口衞代表は、「橋が美しいだけでは観光客を引き付けられない」と考えた。

川口代表が着目したのが、ロンドンのテムズ川沿いに1999年に開業した観覧車「ロンドン・アイ」だ。直径135mは当時世界最大で、絶大な集客力を誇る。川口代表は、観覧車を橋と合体し、橋桁を支える斜張橋の主塔を高くして観覧車の車軸も支えることを考案。直径は140mとした。

ところが、基礎工事をほぼ終えた2005年ごろ、鋼材価格が約2倍に高騰し、工事を1年以上中断。鋼材を減らすために河川内に橋脚を設けたり、直径を110mに縮小したりと設計変更して、工事を再開した。その結果、単なるトラス橋となり、橋として主塔の役割はなくなった。「構造の筋は通らなくなったが、目的は実現した」と、川口代表は完成できたことにほっとする。

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