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短命住宅への不満(1):繰り返しの補修で愛想が尽きた

2008年8月19日 10時8分

国が音頭を取る「200年住宅」など、住宅の長期使用に関する論議が活発になってきた。いまの一般的な木造住宅の寿命は30年程度と言われる。しかし実際には、それよりも短い築年数で建て替えたり、大規模な増改築を実施したりする例も珍しくない。「子どもが成長して独立」といった住まい手の事情のほか、建物や設備の不具合・劣化など、その理由はさまざまだ。「短命住宅」にあらためて目を向けると、住宅の“長寿命化”に不可欠な要素のヒントが浮かび上がってくる。

たとえば三重県に住む50代男性の住まい手、Aさんの例。Aさんは4年前に、築10年の注文住宅を売却して近隣の敷地に新居を建て直した。手放した家でAさんを悩ませたのは、しっくい塗りの内壁で頻繁に生じたひび割れと、建てた工務店の対応の悪さだった。

Aさんが手放した元々の住宅でひび割れが生じ始めたのは、築3年ほどがたった頃からだ。乾燥収縮で生じるヘアクラックよりも明らかに大きな割れ幅で、補修しても再発を繰り返した。補修個所とは別の個所に新たな割れが生じたり、補修個所も再び割れたりと、手放すまでに原因は特定できないまま、補修回数が10回を超えたという。

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