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身近に潜むエスカレーター急停止の危険

2008年8月4日 17時25分

8月3日午前、東京都江東区の展示施設「東京ビッグサイト」の西展示場で、1階から4階に向かうエスカレーターが急停止し、乗っていた約50人が転倒する事故が起きた。10人が負傷し、救急車で病院に運ばれた。利用者は体のバランスを崩して、折り重なるように倒れた。

5月9日にも名古屋市の市営地下鉄久屋大通駅で似たような事故があり、11人が転倒による軽傷を負っている。

後の調査でエスカレーターにはボルトの破損が見つかり、それによって架台が数cmずれたことが事故の原因とされた。今回の事故では、重量オーバーの可能性が指摘されており、エスカレーターに不備がなかったかどうかを含め、調査が進められている。

筆者が気になるのは、エスカレーターを急停止させるのは危険ではないかという点だ。何らかの危険を回避するための急停止が、別の大きな危険を引き起こす恐れがあるからだ。また、エスカレーター自体に不備がなくても急停止することがある。しかも、こうした危険は身近で起きうるのだ。

実は、筆者は数年前にエスカレーターの急停止を経験した。場所は、東京メトロ半蔵門線の永田町駅で、ホームからコンコースに向かう上りの長いエスカレーターだった。トラブルはエスカレーターに乗ってすぐ起こった。「ガツン」という鈍い音とともに急停止。不意打ちを食らった体は反動で前のめりになった。

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