目標の共有とコミュニケーションがIT導入効果を高める
JFMA「ITとワークプレイス研究部会」の氏家聡氏
IT(情報技術)ツールの利便性が必ずしも効果をもたらすとは限らない。企業の実態に応じたITツールの選択と習熟が重要だ--。(社)日本ファシリティマネジメント推進協会(JFMA)の「ITとワークプレイス研究部会」の部会長を務める氏家聡氏はそう主張する。氏家氏は2007年春に開かれた「JFMA FORUM 2007」で、「企業価値を高めるICT(Information and Communication Technology)、先進事例に学ぶ身の丈にあったICTとは」と題して講演し、事例や調査結果を紹介しながら、IT導入の課題について語った。
ITとワークプレイス研究部会はこれまで、富士通のシステムエンジニア(SE)が入居する「富士通ソリューションスクエア」のほか、日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)、マブチモーターなどのオフィスを見学してきた。氏家氏によると、これらのオフィスに共通している点は、(1)経営課題と直結したワークプレイスとIT環境を実現している、(2)ITの活用によって、オフィスワーカー同士のコミュニケーションを活発にし、価値の創造を目指している、(3)携帯電話やノートパソコン、無線LANなど多くのITツールが導入されている--の3点だ。氏家氏は、「どの企業もIT導入によって、コストを削減していたが、コミュニケーションの活性化については定量的に把握できていなかった」と語る。
同研究部会のメンバーとその周囲のオフィスワーカーの計70人を対象に、身近なITツールの利用状況、仕事の進め方と場所の関係、効果や課題などについてアンケートを行った。その結果、パソコンやメールアドレスなど個人に属するITツールの利用度は高いが、プロジェクターや無線LANなど会社の設備の利用度は低いことがわかった。仕事の進め方と場所については、個人の作業が中心でグループワークは少ない。ワーカーの座席は固定化している傾向が強いが、自由に席を選んで仕事を進められる事例もあることが判明した。IT導入の効果については「作業が効率化した」と答えた人が全体の半数を超え、「連絡を取りやすくなった」との意見も寄せられた。しかし、8割強が「理想とするオフィスとギャップがある」と回答した。
詳細は、オフィス・アイの記事本文をご覧ください。
昨日読まれたベスト5〈建設・不動産〉 最新記事一覧へ 画面先頭に戻る
- 東京駅周辺、霞が関が3D都市に!グーグルアースがまた進化(2008/10/03)
- 災害時の「死者方程式」が訴える切ない現実(2007/07/30)
- 長嶋修:バルクセールに流れる新築マンション(2008/10/01)
- Flash対応モバイル・サイトに7割が好意的印象、リッチ・メディアも8割が歓迎(2007/08/27)
- 間伐木材から製造する高性能断熱材、日本でも製造販売へ(2008/10/03)
建設・不動産 最新記事 記事ランキング一覧に戻る 画面先頭に戻る
- 「これまでなかったコンパクトな汚物流しを見つけた」 (12:35)
- 3Dプリンタで磯野波平宅を出力!豊橋技科大のオモシロ授業 (10:57)
- 老舗BIMソフトの最新バージョン「ArchiCAD12」を使ってみた (10:56)
- 「住吉の長屋」を原寸で再現した安藤忠雄展 (10:23)
- 性風俗店舗施設の消防法令違反の調査結果、総務省消防庁が発表
(10:22) - 大阪市の個室ビデオ店火災で排煙設備に不備の可能性 (10:22)
- マンションのペントハウスが360度回転、Dio-Xが設計
(10:21) - 改正建基法などの見直し求め日事連が自民党に要望 (10:20)
- 最優秀賞はなぜ選ばれたか、第1~第4回日経アーキテクチュアコンペ (10:20)
- 常磐線の跨線橋から90kgのコンクリート片が落下、5月の検査では「異状なし」 (09:42)



