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化粧品クリームから強いステロイド、国民生活センターが注意呼びかけ

2008年7月17日 15時8分 この記事を携帯に転送する

国民生活センターは7月16日、ステロイド不使用をうたう化粧品クリームから、医薬品と同じ含有率で強いステロイドを検出したとして、消費者に対し直ちに使用を中止し、専門医に相談するよう呼びかけた。これまでに使用した乳児の肌に異常が出たなどの報告がある。商品名は「NOATOクリーム」で、化粧品販売のラバンナ(本社:東京都)が輸入した。同社は陳謝し、商品回収を決めた。

国民生活センターには6月21日以降、8件の情報や相談が寄せられた。「天然成分100 パーセント、ステロイドは一切含まれません。赤ちゃんにも使えます」という説明を信じた父親が、生後6カ月の乳児に塗ったところ、半日で肌が滑らかになり、塗ってない部位の炎症も治まった。しかし塗るのをやめると5日後には元通り肌ががさつき、塗った部分は白くまだらに色素が抜けたようになったという。

同センターが分析した結果、クリームから外用ステロイドホルモン製剤として最も強い種類に入る「プロピオン酸クロベタゾール」が検出された。含有率は0.047%と日本で医薬品として承認されているものと同等。事実上、無承認無許可医薬品にあたり、センターでは薬事法に違反すると判断して、厚生労働省などに早急な対応をとるよう求めた。

プロピオン酸クロベタゾールは湿疹(しっしん)に対して効果がある一方、細菌などの皮膚感染症に対して使用してはならない(禁忌)とされている。また皮膚委縮や緑内障などの副作用があり、依存性も高く、使用を中止した場合のリバウンドが大きい。

ラバンナでは正規の手続きで販売許可を申請し、厚労省認可の機関に成分分析を依頼してステロイド未検出の結果を受け取ったとしている。ステロイドが入った原因については調査中という。商品回収については電話窓口で申し込みを受け付ける。

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