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コミュニケーションを誘発する方法、日立総合計画研究所

2008年6月30日 11時27分

東京・神田駿河台にあった旧日立本社ビルから2006年4月、秋葉原UDXにオフィスを移転した日立総合計画研究所(以下、日立総研)の事例を紹介する。

先端分野の研究を手掛ける日立総研の社員の働き方は、自席に座ってデータの分析に専念していたり、出張で席を空けていたりするなど、多様だ。移転前のオフィス内には、大量な書類や資料があちらこちらに積み上げられ、フロアの大半を占拠していた。デスクは島型対向に配置した固定席で、プロジェクトごとに機動的に働ける状況ではなかった。

そこで、オフィス移転をきっかけに、ICT(情報通信技術)社会における研究機関の働き方に見合ったワークプレイスをつくることにした。「知識創造を加速するビジネス空間の研究と具現化」をテーマに掲げ、会社の内と外を問わず、コラボレーションやコミュニケーションを重視したオフィスづくりを進めた。

経営幹部や部長、課長などが参加するプロジェクトチームを組織し、外部のチームと連携しながら、場づくりやワークスタイル改革を進めた。外部のチームでは、私がワークプレイスとワークスタイルのコンサルタントを、榊田建築設計事務所がインテリア設計を、リンクアンドモチベーションが移転プロジェクトの管理をそれぞれ担当した。

検討に当たっては、第1回連載の「受付をメッセージ伝達の場にする方法」や第3回連載の「知的協働作業の場をつくる方法」、第4回連載の「共用スペースの使い勝手を良くする方法」などの手法を参考にした。

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