グッドウィル、7月末めどに廃業、人材派遣業の許可取り消しで
グッドウィル・グループ(GWG)は6月25日、子会社で日雇い派遣大手のグッドウィルについて7月末をめどに廃業することを決めた。違法派遣問題により、厚生労働省から人材派遣事業と有料職業紹介事業の許可を取り消される見込みとなり、事業の継続や譲渡の可能性が事実上途絶えたと判断した。
廃業後にグッドウィルの中谷一彰社長が引責辞任する。これに先立ち、6月30日に取締役4人と執行役員6人が辞任する。
同社に登録している派遣労働者に関しては派遣先での直接雇用を働きかける。内勤従業員に対しては7月末を退職日とする合意退職を申し入れ、再就職先のあっせんに努める。業界団体の日本人材派遣協会に協力を要請。加盟企業に対し、グッドウィルの派遣労働者と内勤従業員のうち希望者の受け入れを求める。労働者の賃金については適正に支払い、「データ装備費」の返金対応を続けるという。
グッドウィルは1月、派遣先がさらに別企業に労働者を派遣する「二重派遣」や、建設、港湾といった禁止業務への派遣といった労働者派遣法の違反行為があったとして、東京労働局から事業停止命令を受けた。
親会社のGWGは、事業停止による資金収支の悪化を受け、グッドウィルの事業を外部へ譲渡しようと複数社と協議したが、合意に至らなかった。その後6月3日にグッドウィルの従業員3人が逮捕され、事業譲渡の協議は中断。従業員3人とグッドウィルが罰金支払いの略式命令を受け、事業の許可が取り消される見通しとなった。
グッドウィルの2008年6月期(9カ月)連結業績は、売上高が784億9900万円で、最終損益は42億8200万円の赤字。純資産は前期末から27%減の144億3700万円となった。
GWGは今後、技術者派遣の強化でグループの経営再建を図る。また六本木ヒルズからの本社移転や社名変更を検討する。
関連情報
・グッドウィル・グループのWebサイト http://www.goodwill.com/
昨日読まれたベスト5〈企業・経営〉 最新記事一覧へ 画面先頭に戻る
- 宮田秀明:小泉元首相の引退は「プロの引き際」にあらず(2008.10.03 09:48)
- 健康維持は経営トップの一大重要事項(2008.10.03 09:48)
- 花岡信昭:こんな首相演説は初めてだ(2008.10.02 15:21)
- シティカードジャパンとAmazon.co.jp、提携カード契約を解消(2008.10.03 17:56)
- 親力養成塾:「天才キッズ」教育のリスク(2008.10.03 15:10)
企業・経営 最新記事 記事ランキング一覧に戻る 画面先頭に戻る
- 松本引越センターが破産手続きへ、事業継続を断念
(15:47) - 森永卓郎:今まさに瓦解する市場原理主義 (15:35)
- 入社3年間を逃せば、社員育成は「失敗」 (15:20)
- 大阪・梅田にオープンの「ブリーゼブリーゼ」注目店リポート(後編) (15:19)
- 大阪・梅田にオープンの「ブリーゼブリーゼ」注目店リポート(前編) (15:18)
- 大阪・西梅田の高層複合ビル「ブリーゼタワー」の商業ゾーン、10月3日にオープン (15:17)
- 新幹線の信号システム障害、原因はハードディスクの故障とバックアップの不具合
(13:36) - メラミン混入菓子、近ツーの通販でも、兼松輸入の「エッグタルト」
(12:37) - フルキャスト、日雇い派遣から撤退、09年9月末めど
(11:57) - ナカバヤシ、製本技術を生かした手作りの小物収納BOX
(11:02)


