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失敗に負ける会社、負けない会社

2008年3月31日 10時23分

企業が事件・事故に巻き込まれたとき、企業は説明責任を果たさねばならない、ということはだれもが知っている。明確な説明を避けようとする企業は、世間からは不誠実だと非難される。一方で懸命に説明しても世間から誤解を受け、思わぬバッシングを受ける場合もある。とかく世間はむずかしい。

それにしても、どうして企業は世間から誤解されるのだろうか?

不祥事発生時、企業が誤解される理由は、もともとその企業の知名度が低く社会から理解されていなかったり、あるいは過去にも不祥事に巻き込まれたことがあり、すでに信用を失っていたりするような環境的な要因がまず考えられる。もう一つの理由は、不祥事が“起きた後”、企業が「人々の信頼を裏切るから」である。事件・事故発生後、企業が「世間が期待するタイミングで情報公開をしないから」「世間が期待する誠意を見せないから」、人々は失望するのだ。

2008年2月19日千葉県房総半島沖で起きた海上自衛隊のイージス艦「あたご」とマグロはえ縄漁船「清徳丸」の衝突事故の際、マスコミはじめ世間の非難は、防衛省の消極的な情報開示姿勢に集中した。記者会見での説明が二転三転したことが「情報隠し」と批判された。イージス艦長が清徳丸乗員の遺族を訪問、謝罪したのは事故後1週間も経ってからという行動の遅さにも世間はあきれた。

このときの防衛省の対応だけが特殊なのではない。不祥事を起こし、マスコミで騒がれた企業のほとんどが、同じような失敗をしている。

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