ウォーレン・バフェット、長者番付世界一
成功の秘訣は日本株の見送り?
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が米フォーブス誌の2008年版長者番付で世界1位に躍り出た。総資産620億ドル、円換算で6兆円以上になる。同氏の親友で、13年連続首位だった米マイクロソフト会長のビル・ゲイツ氏は3位へ転落した。
言うまでもないが、バフェット氏の富創造の原動力は株式投資である。それも、一般投資家にはとてもまねできないような手法で投資する。フィナンシャルプランナーら専門家の多くが推奨するのは多数の銘柄に幅広く投資する分散投資なのだが、同氏の場合は少数の銘柄に集中投資するのである。一般には非常にリスクが高い投資と言われる手法だ。
それだけに、銘柄選びには厳格な基準を設けている。最も重視している基準は、経営者がオーナー意識を持ち、株主を向いた経営を実践しているかどうかだ。バフェット氏が経営するバークシャー・ハザウェイが保有する代表的な銘柄は保険のガイコ、新聞のワシントン・ポスト、飲料のコカ・コーラ、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)だ。いずれも米国企業で、バフェット氏を取締役として迎え入れるほど株主重視経営を徹底してきた。
逆に言えば、株主を軽視する企業を避けてきたことでバフェット氏は膨大な富を築いたとも言える。同氏が意図的に避けてきた代表例は日本企業だろう。開示義務が発生するほどバークシャーが保有する日本株は皆無なのだ。米国以外ではバークシャーはイスラエルのイスカール、韓国のポスコ、中国のペトロチャイナへ多額の資金を投じており、海外投資意欲を強めているのに、である(ペトロチャイナ株は昨年に売却)。
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