このページの本文へ
ここから本文です

花岡信昭:今年のキーワードは「内向き」
~ 政治もメディアも

2007年12月27日 15時36分

今年最後のコラムとなった。暮れも押し迫って、感じるままに、脈絡のないコラムを書くことにする。年末版としてお許し願いたい。

7月参院選の自民惨敗による「衆参ねじれ」、安倍政権から福田政権への交代、さらに「大連立」浮上と、あわただしい1年だった。「年金5000万件」「薬害肝炎」、そしてインド洋での海上自衛隊の支援活動再開を目指す「新法」の越年、防衛省の汚職と機密漏洩。暮れに来て考えるのは、なんとも「内向き」の課題に追いまくられる日本政治の実態である。

韓国では新政権が誕生した。年が明けると、台湾、ロシア、さらに米国と政権交代が相次ぐ。イラク情勢の先行きも不透明だ。激動の国際社会にあって、日本の国家戦略が見えてこない。国際政治の有力なプレーヤーになろうという気概がない。

安倍前首相は「戦後レジームからの脱却」を掲げ、保守らしさを鮮明にした国家像を打ち出したが、病に倒れた。そうした政治信条では無色透明ともいえる福田首相の登場で、安倍カラーを盛り込んだ課題はすべて棚上げとなった。集団的自衛権の見直し、日本版NSC(国家安全保障会議)の創設、国会の憲法審査会での本格論議など、いまや影も形も見えない。

記事検索 オプション

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る