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新興NEOの試金石、赤字IPOへの評価は…

2007年12月18日 17時26分

新興市場も売りが先行する展開。

こちらには、個人投資家の見切り売りとみられる売りが幅広く出ていた。例年のことだが、1月はIPOが休止期間となる。昨年は2月6日、06年は1月30日が年明けのIPO第一号だった。そこで、ここは年末最後のIPOシーズン。市場関係者の注目の的は今週金曜日21日にJASDAQ・NEOに上場する「ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(JTEC)」のようだ。 NEOとは「成長可能性のある新技術・新ビジネスモデルを持つ企業支援する」(JASDAQ)マーケットとしてジャスダックが10月に開設した市場で、典型的なベンチャー企業の公開市場である。開設以来、11月にユビキタス・ネットワーク(3858)、12月にウェブ・マネー(2167)が上場した際にも人気を集めており、ユビキタスなどは初値が公募価格の4倍となった経緯もある。

ただ、今回上場するJTECはこれまでの2社に比べ、利益がまだ出ていない。自家培養細胞を利用した再生医療が同社の事業だが、直前期の7年3月期は売上高1億30万円でしかなく、利益は9億1600万円の赤字という状態だ。この「NEO」は立ち上がり段階にある企業の成長資金供給を使命とする。利益の多寡は問題になっておらず、可能性を問うのがこのマーケットの特色だ。

ただ、そのためには、「独立した有識者による、実在性のある技術評価アドバイザリーコミッティによる審査を受けなければならない」「四半期ごとに3年以上の先行き期間における事業計画、前提条件などを提出しなければいけない」-という決まりがある。そうしたマーケットの特殊な位置づけがよりいっそうはっきりしそうなのが、今回のジャパン・ティシュだろう。

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