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赤福事件は「隠したこと」が最大の問題
食品の保存・加工技術は公開して活用すべき

2007年12月17日 12時46分

食品偽装表示事件が後を絶たない。中でも赤福の不正行為には、残念な思いが拭えない。何百年も続いている老舗の赤福が、売れ残った商品を翌日包装し直し、消費期限を替えて出荷。また冷凍保管後に再包装、さらに返品ももちとあんに分けて再利用と、手の込んだ不正行為を何十年にもわたり行っていたのだ。健康被害は出ていないが、食品衛生法の下、営業停止という極めて重い行政処分となった。

赤福の謝罪会見によれば、今後は原点に戻り、販売は製造したその日限りとし、新鮮さを忠実にお客に届けるという。つまり、こっそり駆使していた冷凍技術、保存技術、加工技術を封印して、大昔の流儀に戻るというのだ。聞こえはいいが、これが赤福ファンを納得させるものとは思えない。

赤福は、伊勢参りのお土産にとどまらず、名古屋や大阪などで広く販売されてきた。それは、冷凍保存により新鮮さを保ち、糖類加工品を使ってもちが硬くなるのを防ぐなど、最新技術を使ってこそ可能となることだった。

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