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ハンズは「素人の、素人による、お客様のための店」

2007年11月26日 9時59分

そもそも「東急ハンズ」は、どのようにして生まれたのでしょうか。私は開業時には在籍していなかったのですが、就職前からファンでしたから「この面白い店はどうやって出来上がったのだろう」と、いつも気になっていました。なのでハンズに入った後は、「しめた!」とばかり、当時を知る人に根ほり葉ほり聞いてまわったものです。

始まりは1972年(昭和47年)現在の渋谷店の土地を、東急不動産が取得したことでした。

当時の渋谷駅周辺は、1967年(昭和42年)に東急百貨店本店、68年(同43年)西武百貨店、69年(同44年)渋谷東急プラザ、73年(同48年)パルコと、続々と商業施設が進出し、新しい人の流れが出来ていました。

しかし、現在の渋谷店のある宇田川町周辺は、それら新しくて、おしゃれな店舗と公園等の「間」にあり、ただ通る場所と言ってもいいような場所でした。さらに、取得の翌年には「オイルショック」が発生。消費者物価は高騰し、政府は金融引き締めを強化します。

そんな不動産業にとっても厳しい状況の中、東急不動産はこの宇田川町の土地を自社で有効活用することを決断します。様々なアイデアが出され、最終的に渋谷駅周辺の商業施設の出店ラッシュにより、人の流れが変わってきていることを受け、物販店舗の構想が浮上します。

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