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大前研一:民主党は政権を取るために何をすべきか

2007年10月31日 15時10分

先般の参議院選挙では、ご存知のとおり民主党が大勝した。となると次なる興味は、来るべき衆議院選挙でも民主党が躍進するかどうか、である。仮に民主党が衆議院でも過半数を得ることができたならば、民主党政権の到来である。果たして民主党小沢代表は、どうやって天下取りを狙っているのだろうか。

わたしは、ついこの間まで「民主党は国民の期待も大きい。だから小沢政権誕生の可能性はある」と考えていた。ところが近ごろでは、その可能性がだいぶ低くなってきたように感じている。というのも、今の民主党の動きを見ていると自民党のそれを忠実にトレースしているように感じるからだ。それでは遠からず国民の支持も低下していくだろう。かつての自民党がそうであったように。

例えば子ども手当法案。民主党は5兆8000億円ものお金をかけて、中学校修了までの子ども1人につき月額2万6000円を支給するという。しかも所得制限を設けないということなので、貧しい家庭にも裕福な家庭にも等しくバラまく。また、農業者戸別所得補償法案も同様である。各農家に個別に所得を補償するという考えだが、これもまたバラまき以外の何物でもない。

もっとも、子ども手当法案にしても農業者戸別所得補償法案にしても、あくまでも選挙対策用の人気取り、票集めのものだ。だからあまり真剣に取り合うべきではない、という意見もあろう。では、インド洋での自衛隊の給油問題に対する民主党の見解はどうだろうか。わたしはここに同党の矛盾を見、そして「民主党、次の選挙は危ないな」と考えるのだ。

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