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際限ない「欲望のモデル」
本音の個人を狙い、事業志向も続々

2007年6月14日 9時11分

誰もが、パソコンや携帯電話の画面の前ではただ1人になる。

「考える」と「行動する」の差がない世界で、人々は欲望を加速させる。

ネットならではの個人の欲をうまく捉えれば、事業機会は拡大する。

2月22日、長崎地方裁判所は長崎県佐世保市の男性に、著作権侵害などの罪で懲役2年・執行猶予3年の有罪判決を下した。男性が携帯電話向けの着信メロディーを著作権者に無断で作成し、不特定多数のウェブサイト訪問者にダウンロードできる状態で公開したからだ。

この裁判記録から読み取れるのは、驚くほどの罪の意識の希薄さだ。「うまく着信メロディーのデータが作成できたため、公開した。喜ばれるのでうれしかった」と男性は語っている。日本音楽著作権協会送信部の渡辺聡部長は「自分がやっていることがそんなに悪いことだという意識はなかった。演奏時間が短いデータなので、何となく問題はないと思っていた。著作権を侵害している人が口にするのはそういう言葉です」と言う。

同協会が著作権侵害者を突き止めて告発すると、その大半が未成年者だという。少年たちは自分がネットで起こす行動について、現実社会にどんな影響を与えるのか想像が及ばない。

「インターネット犯罪」という言葉からイメージするのは、第三者のパソコンに侵入する「クラッキング」や、電子メールなどを使って決済のIDとパスワードを入力させて盗み取る「フィッシング」など、専門知識を生かしたハイテク犯罪ではないだろうか。

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