情報セキュリティー対策を「コスト」と考えるな
増谷 洋氏 NRIセキュアテクノロジーズ 社長
情報セキュリティーのコンサルティングを手がける弊社は、企業のセキュリティー動向に関する全国調査を毎年実施しています。その結果を見ると、日本企業の情報セキュリティー対策のレベルは着実に上がっています。特に2005年4月に個人情報保護法が施行されたことにより、多くの企業が社員の使うパソコンなどに様々なセキュリティー対策を行いました。日本企業の技術的な対策レベルは、世界的にもかなり進んでいると見ています。
ただし、それでも経営トップの情報セキュリティーに対する問題意識は、米国などに比べるとまだまだ低い。例えば米国では大手企業のほとんどが、社内全体のセキュリティーに対して責任を持つ「CISO(チーフ・インフォメーション・セキュリティー・オフィサー)」という役員クラスの担当者を設置しています。一方日本では、CISOを設置している企業がとても少ない。社員のセキュリティー教育や、問題発生に備えたBCP(事業継続計画)の策定なども遅れています。
そして何よりの課題は、PDCA(プラン、ドゥー、チェック、アクション)サイクルを視野に入れた、全社的なセキュリティーマネジメントの整備です。個別の対策に突っ走っている企業が非常に多い。こうした企業は、PDCAサイクルがPとDで止まっていて、CやAが実行できていません。つまり、情報セキュリティーの状況を全社的な視点でチェックして、不十分な部分や運用面の問題点などを改善する「フィードバック」の仕組みが整っていないのです。
詳しい内容は日経ビジネスオンラインのこちらをご覧ください。
公開翌日以降、全文の閲覧には「ユーザー登録(無料)」が必要です。
昨日読まれたベスト5〈企業・経営〉 最新記事一覧へ 画面先頭に戻る
- 宮田秀明:小泉元首相の引退は「プロの引き際」にあらず(2008/10/03)
- 健康維持は経営トップの一大重要事項(2008/10/03)
- 花岡信昭:こんな首相演説は初めてだ(2008/10/02)
- シティカードジャパンとAmazon.co.jp、提携カード契約を解消(2008/10/03)
- 親力養成塾:「天才キッズ」教育のリスク(2008/10/03)
企業・経営 最新記事 記事ランキング一覧に戻る 画面先頭に戻る
- 松本引越センターが破産手続きへ、事業継続を断念
(15:47) - 森永卓郎:今まさに瓦解する市場原理主義 (15:35)
- 入社3年間を逃せば、社員育成は「失敗」 (15:20)
- 大阪・梅田にオープンの「ブリーゼブリーゼ」注目店リポート(後編) (15:19)
- 大阪・梅田にオープンの「ブリーゼブリーゼ」注目店リポート(前編) (15:18)
- 大阪・西梅田の高層複合ビル「ブリーゼタワー」の商業ゾーン、10月3日にオープン (15:17)
- 新幹線の信号システム障害、原因はハードディスクの故障とバックアップの不具合
(13:36) - メラミン混入菓子、近ツーの通販でも、兼松輸入の「エッグタルト」
(12:37) - フルキャスト、日雇い派遣から撤退、09年9月末めど
(11:57) - ナカバヤシ、製本技術を生かした手作りの小物収納BOX
(11:02)



