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これがサブプライムローンの実態 
貧乏な人への間違ったお金の貸し方

2007年3月26日 10時18分

「金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる」。この古い諺の正しさを確かめたければ、米国の住宅市場を見てみることだ。ウォール街の気前の良いボーナスのおかげで、ニューヨークの裕福層向けアパートや住宅の価格は依然高騰を続けている。一方、黒人やラテン系米国人の多くが住む貧しい都市部では、悲惨なことが起きている。

先頃、世界の株式市場が揺らいだ。サブプライム住宅ローン(信用力の低い人を対象とした高金利型の住宅ローン)市場の崩壊が米国を景気後退に引きずり込み、世界経済の成長を鈍らせるという懸念が広がったためだ。ニューセンチュリー・ファイナンシャルをはじめとするサブプライム住宅ローン企業は苦境に陥っている。金利が上昇する一方で持ち家の価値が下落する中、借り手の多くがデフォルト(債務不履行)したからだ。

「自分も不動産を持てば儲けることができる」

ごく最近まで私はサブプライム住宅ローンについて聞いたことがなかった。そこで多少の時間を割いて、それがどんなものなのか調べてみた。以下が私の聞いた話である。

結婚していて子供が2人おり、低賃金の仕事、例えば学校の用務員の仕事をしている男性を想像してもらいたい。2004年の話である。アパート住まいの彼は、米国の住宅ブームのさなか、不動産価格と賃貸料が急上昇するのを指をくわえて見ていた。そして彼は生まれて初めて、自分も不動産を所有することで儲けることができるはずだと思い立つ。

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