バブル前夜か?その昔、買い占められた会社がまたも…
「これって、第一不動産の亡霊じゃないか」-。
兜町で四半世紀以上の時間を生き抜いてきたベテランの市場関係者から電話がかかってきた。
休日の17日付日経新聞朝刊1面、「大丸と松坂屋が経営統合を検討」と「アサヒがサッポロに資本参加を打診」という2つの記事を読んで、そう思ったのだという。
第一不動産といっても分からない人が今では多いだろうが、80年代のバブル期に兜町で“仕手法人”として活躍し、そのピーク時にはニューヨークのティファニー本店ビルまで買ってしまったことで話題になった不動産会社である(その後の不動産価格下落で苦境に陥り、「エフ・アール・イー」に社名変更後、今年1月から破産手続き開始)。
その第一不動産が80年代に大丸株を買い集めたことがあった。不動産会社らしく、遊休資産の多い土地持ち会社を数多く買い占めた。古い「日経会社情報」を見てみるとケイヒン、協同飼料などの筆頭株主、大丸では第4位株主に第一不動産が顔を出していた(89年度末現在)。同じような感覚で、その当時、恵比寿再開発計画(現在の恵比寿ガーデンプレイスとして結実)を抱えていたサッポロビールにも食指を伸ばしたようで、こちらは関係会社の第一コーポレーション名義で第10位株主だった。
一方、同じ時期に活躍したのが、やはり不動産会社の秀和。こちらは「流通再編成」を掛け声に百貨店やスーパーの株式を買い集めていた。松坂屋、忠実屋(後にダイエーに吸収合併)、長崎屋(2000年に会社更生法適用申請、上場廃止)などの筆頭株主。伊勢丹株の買い占めも話題となったことがある。
詳細は、日経ベンチャーの記事本文をご覧ください。
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