05年度の診療報酬過払いは60億円、悪質な不正請求が顕著
厚生労働省は12月22日、2005年度は保険医療機関などへの診療報酬過払いが60億6272万円あったと発表した。前年に比べ大規模な不正請求の報告が少なく、過払い金額は4億8000万円減った。しかし無資格者による調剤、注射や、虚偽の届け出などにもとづく悪質な不正請求がみられたという。
内訳は、不適切な請求などに対し是正を求める「指導」による返還分が約32億8000万円。立ち入り検査など、より重い「監査」による返還分が約27億8000万円。
保険医療機関が指定取り消しを受けた事例は54件あり、前年を6件上回った。また保険医の登録取消しを受けたのは54人で、前年から19人増えた。
指定取り消しにあった医療機関では、診療をせずに診療報酬を請求したり、自由診療で患者から料金を受領したうえで、保険診療をしたとして診療報酬を請求する、といった不正がみられた。
なお、指定取り消しにつながる不正発覚の発端として、医療機関従事者や被保険者などからの通報が39件あった。前年の通報件数は28件だった。
関連情報
・厚生労働省のWebサイト http://www.mhlw.go.jp/
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